主役を引き立てるために目立たない
現場での自分の役割を理解する
撮影現場に立つと、俳優やスタッフの姿に興奮して騒いでしまう人がいます。
しかしエキストラは目立つ存在ではなく、冷静に行動することが必要です。
主役に不用意に近づいたり、無断で話しかけたりするのは厳禁です。
好きな俳優がいる場合でも、あくまでも距離を保ちましょう。
休憩中であっても勝手に接触すると不審に思われ、最悪の場合は役を降ろされることもあります。
エキストラとして参加する以上は、俳優に会えることを目的にするのではなく、自分の役割を果たすことを第一に考えてください。
遠くから演技を見たり、すれ違う程度の経験でも十分に特別な思い出になります。
作品を完成させる一員である意識を持ち、落ち着いた態度で参加しましょう。
服装ルールを守り現場に臨む
エキストラの参加で特に注意が必要なのは服装です。
衣装が場面に合わないと目立ちすぎたり、作品の世界観を壊してしまいます。
事前に指示された服装規定は必ず確認し、派手すぎる服や奇抜な小物は避けてください。
ルールを守らず現場に行けば、出演を拒否されることもあります。
さらに著作権に関わるデザインやロゴ入りの服も避ける必要があります。
例えば、全く関係のないアニメキャラクターが描かれたTシャツや、ブランドロゴが大きく入ったバッグは使用できません。
小物やアクセサリーも控えめにし、場の雰囲気に自然に溶け込むような服装を選ぶことが大切です。
服装に関する細かな点まで意識することで、現場全体の進行がスムーズになり、安心して撮影に臨めるでしょう。